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ヒューマノイドロボットの価格は?5機種を実機購入したGMO AIRが解説【2026年】

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ヒューマノイドロボットの価格は?5機種を実機購入したGMO AIRが解説【2026年】

世界中のヒューマノイドを実際に購入しているGMO AIR

ヒューマノイドロボットの値段、いったいいくらするのでしょうか。テスラのオプティマスをはじめ、世界各社のヒューマノイドがニュースやSNSで取り上げられる機会も増えました。とはいえ、実際にいくらで買えて、買ったら何ができるのかをまとめて整理した記事は意外と少ないままです。

GMO AIRは、世界中の最先端ヒューマノイドを実際に購入し、社内で動かし続けています。今回はそのリアルな購入価格と、現場で見えてきた使い道を解説します。

そもそもヒューマノイドとは

ヒューマノイドとは、人間と同じく二足歩行し、頭・胴体・両腕・両手を持つロボットの総称です。身長は1.2メートルから1.8メートル前後、重量は30キロから80キロ程度に収まる機種が多く、人間の体格に近いサイズで設計されています。

人型ハンドとカメラ、そしてAIを搭載しているため、人間が使っている道具や環境をそのまま扱える点が大きな特徴です。工場で使われてきた産業用ロボットがアーム単体で特定作業に特化しているのに対して、ヒューマノイドは「人間と同じ姿で人間の代わりに動く」ことを狙っており、さまざまなタスクに汎用的に使える方向に進化しています。この性格の違いが、そのまま値段の幅にも直結してくるでしょう。

2種類のヒューマノイドの値段

同じ機種でも、メーカーの多くは「通常版」と、購入者が動作をプログラムできる「二次開発可能版」の2種類を販売しています。本体のハードウェアは基本的には同じで、違いはソフトウェアの開放範囲です。

項目通常版二次開発可能版
主な用途展示・教育・社内デモ研究・本格的な活用
操作方法ラジコン操作のみプログラミング+ラジコン
自分で動きを作れるか×
価格公開価格公開価格より高い(非公開のことが多い)

通常版は、メーカーがあらかじめ用意した動き(歩く・ダンス・手を振るなど)をラジコンで再生するための版です。展示会や店舗デモ、学校での教育用途であればこれで十分です。

二次開発可能版は、自社で新しい動きをプログラミングで作れる版です。GMO AIRが5機種で運用しているのもこちらで、後述する走行データ学習も、二次開発可能版でなければ実現できません。価格は公開されていないことが多く、買うときはメーカーや代理店に見積もりを取る形になります。

GMO AIRが実機を買って動かしている5機種

ここでは、GMO AIRが実購入した5機種について、価格と具体的な活用シーンを解説します。

一覧で見る5機種の国内価格

機種メーカー国内価格目安
G1Unitree基本版約298万円〜(TechShare公表価格
H1Unitree約1,300万円(海外メディア報道で約9万ドル、後継のH1-2が登場)
Walker EUBTECH1000万円台後半
PM01EngineAI基本版約190万円(12,000ドル
BOOSTER K1Booster Robotics基本版約275万円〜(スイッチサイエンス K1 Pro

それぞれの機種でGMO AIRが何をしているかは以下のとおりです。なお、5機種はいずれも歩行・走行・ダンス・手を振るといった基本動作に対応しています。ただし動きの滑らかさや人間らしさには機種ごとに差があり、最も自然な動きを表現できるのがUnitree G1、UBTECH Walker Eとそれ以外が続く、というのがGMO AIRでの位置付けです。

Unitree「G1」:約298万円〜

G1はGMO AIRが最も力を入れて開発に取り組んでいる主役機です。ラジコン操作で動かす二次開発不可の基本版が約298万円、二次開発可能版は公開価格よりも高くなります。研究・教育向け機種として、国内代理店経由で個人購入もできます。

公式発表でできること

  • 二足歩行・走行
  • ジャンプ、ダンス、カンフー演武
  • 階段昇降・自律ナビゲーション
  • AIによる新しい動きの習得

GMO AIRでの活用 GMO AIRが現状5機種の中で最も自然な動きを表現できている機種です。 開発者コミュニティが非常に活発で、GMO AIRが最も力を入れて開発に取り組んでいる主役機です。

ニューイヤー駅伝で大会新記録優勝を果たしたGMOインターネットグループ陸上部の走行データを学習させ、屋内外トラックで自律走行の実証実験を進めています。現時点で前年の優勝ラインを超える秒速5mに達しており、G1の速度限界に挑戦しています。

ダンスや走行といった複雑な動作の開発でも中心的に使われており、国際ロボット展2025や日本科学未来館にも派遣しました。

Unitree「H1」:約1,300万円(H1-2が後継として登場)

H1はG1の1世代前の機種で、180cmを超えるフルサイズの本格的ヒューマノイドで、強力なモーターを搭載しており安定性が高い特徴があります。Unitree公式は「お問い合わせ価格」方式ですが、海外メディアでは約9万ドル(日本円で約1,300万円)と報じられています。2024年には腕の自由度を増やした上位機 H1-2 が登場しており、現在は H1-2 が後継機としてラインナップの中心となっています。

公式発表でできること

  • 時速22.4キロメートルでの高速歩行
  • 複雑な地形の自律的な走行

GMO AIRでの活用

H1は2026年5月下旬に納品されたばかりで、これから研究を本格的に進めていく段階です。G1で蓄積した走行・動作のノウハウを、フルサイズ機の体格でどこまで再現・発展させられるかを検証していきます。

UBTECH「Walker E」

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UBTECHのWalkerシリーズは1000万円台後半の等身大サイズの本格的なヒューマノイドです。可搬重量が大きく、高精度なセンサーを搭載しており、業務として現場で稼働しているヒューマノイドとしては、最も完成度の高い機種の一つと言えます。

公式発表でできること

  • 受付・案内・対話接客
  • 配膳・サービング
  • 両手で道具を扱う作業
  • 商業空間での自律ナビゲーション

EngineAI「PM01」:約190万円

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約190万円(12,000ドル)という比較的手の届きやすい価格帯のエンタメ機で、世界で初めて前方宙返りを達成したヒューマノイドとしても知られています。この価格は二次開発不可の基本版のもので、二次開発可能版は公開価格よりも高くなります。

公式発表でできること

  • 世界初の前方宙返り
  • 二足走行・連続ジャンプ
  • 押された後の自動姿勢回復
  • ダンス演舞

Booster Robotics「BOOSTER K1」:約275万円〜

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身長95cm・約19.5kgの超コンパクト機で、国内代理店のスイッチサイエンスでは基本版K1 Proが約275万円、通常版が100万円弱で取り扱われています。二次開発可能版は公開価格よりも高くなります。研究・教育向け機種として、国内代理店経由で個人購入も可能です。

公式発表でできること

  • 国際ロボットサッカー大会の優勝機体
  • ダンス・前方宙返り
  • 自律歩行・障害物回避

ヒューマノイドを実際に思い通りに動かすための費用感

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ヒューマノイドは買ってきても、すぐに目的の動きをしてくれるわけではありません。何かしらの動きを覚えさせるには、本体代金とは別のコストがいくつも積み上がります。

GMO AIRが1モーション(ダンス1曲程度)を覚えさせた際の費用感は次のとおりです。

コスト項目内容規模感の目安
モーションキャプチャ撮影プロのダンサーをモーションキャプチャースタジオに呼んで人間の動きを撮影約10万円(2時間の撮影で2〜3パターン)
エンジニア工数人のモーションをロボットの体格に合わせて変換、強化学習、シミュレーション、実機調整約1週間で約60〜70万円規模
本番運用での消耗半年で関節が劣化することもある6台のうち1台が半年で関節故障(保証期間内で無料修理対応)
学習用GPU PCローカルで強化学習を回すためのPC(買い切り)約100万円(RTX 5090搭載、初期投資)

1モーションをヒューマノイドに乗せるまでの目安は、100万円~となります。

まとめ

GMO AIRが買って動かしている5機種は、公開価格が確認できる範囲だけでも基本版で約190万円のEngineAI PM01から約1,300万円のUnitree H1まで幅があります。

機体本体の価格に加えて、モーションキャプチャ撮影、エンジニア工数、学習用PCといった追加コストが70~80万円かかります。ヒューマノイドの導入を検討する際は、機体価格だけでなく、目的の動作を本番運用に乗せるまでの総コストで判断するのが妥当です。

「買うのはハードルが高い」と感じた方へ

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ここまで紹介してきたヒューマノイドは、機体本体の価格に加えて、動きを覚えさせるコストも乗ってきます。「導入してみたいけれど、いきなり購入してフル運用に乗せるのは難しい」と感じる方も多いのではないでしょうか。

GMO AIRでは、ヒューマノイドを派遣して実証実験の段階からお手伝いするサービスを提供しています。現場での検証から社内デモ、特定動作の試験まで、どの段階からでもご相談いただけます。

派遣の際は、必要な腕の動き、反応のしかた、センサーの構成といった実用面のカスタマイズにも対応可能です。

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